雨の日の楽しみ

          

今は梅雨の時期なので
雨は仕方がありませんが
雨の日ならではの楽しみがあります。

美しい傘をさす事と
香を焚く事です。

外国からの友人が来る度に
案内するスポットの1つに
京都の青蓮院というお寺があります。

青い蓮の襖絵と夏の夜間に行われる
ブルーのライティングが有名です。

ある日、フランスから来た友人を
連れて来たのですが、お天気に恵まれず
雨になってしまいました。

縁側からブルーのライティング、
襖絵を観たりしながら
部屋と部屋をつなぐ廊下を歩いていると
所々にさりげなく置かれている香炉から
とても良い香りが漂ってきました。

雨がシトシトと降る中にとても似合う
白檀の甘い香りです。

湿度が高く、
やや暗い空間にこの香りが漂うと
空間に奥行きが出ると言えば
いいのでしょうか
独特のしっとりとした世界が広がるのです。

これは湿気の少ない、からりとした青空の広がる
ヨーロッパや北米の気候よりも
日本のどんよりとした雨の日に似合います。

香の老舗、松栄堂で販売されている堀川という
香でした。

雨の日の週末は、この甘い香を焚き
ぼんやりと束の間を過ごすのが
ささやかな楽しみです。

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